世界遺産

富岡製糸場と絹産業遺産群

群馬県 企画部 世界遺産課

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産業遺産について

1994年に開催された世界遺産委員会において、「欧州地域における遺産」「都市関連遺産及び信仰関連遺産」「キリスト教関連資産」 などの世界遺産登録が過剰に進んでいると認識され、「産業遺産」「20世紀の建築」「文化的景観」などに関する事例を考慮するべきと示されました。
このような中、世界文化遺産の審査にあたるICOMOS(国際記念物遺跡会議)は、国際的な産業遺産研究団体であるTICCIH(国際産業遺産保存委員会)と協定を結び、産業遺産などの審査に協力を求めることとなりました。

※産業遺産は文化遺産に含まれます。

産業遺産の定義

TICCIHはニジニータギル憲章(2003)の中で産業遺産とは、「歴史的、技術的、社会的、建築学的、あるいは科学的価値のある産業文化の遺物からなる。これらの遺物は、建物、機械、工房、工場及び製造所、鉱山及び処理精製場、倉庫や貯蔵庫、エネルギーを製造し、伝達し、消費する場所、輸送とそのすべてのインフラ、そして住宅、宗教礼拝、教育など産業に関わる社会活動のために使用される場所から成る。(日本語訳は産業考古学会HPより引用)」としています。

産業遺産の価値

さらに、その価値について以下のように定めています。(日本語訳は産業考古学会HPより引用)

1. 産業遺産とは、重要な歴史的結果を過去に持ち、現在も持ちつづけている活動の証拠である。産業遺産保護の動機となるものは、独特な遺産の特異性よりも、この証拠の普遍的価値に基づくものである。

2. 産業遺産は、普通の男女の生活記録の一部として、又重要なアイデンティティーを与えるものとして社会的価値がある。又製造、エンジニアリング、建造の歴史における技術的及び科学的価値があり、建築、デザイン、及びプランニングの質において大きな美的価値があると思われる。

3. これらの価値は、遺産それ自体、その建築構造物、構成部分、機械及び据え付け、産業景観、記録された文書、又人間の記憶や慣習に刻まれた産業の無形の記録に本来備わっているものである。

4. 特定の産業工程を残すという点では、珍しさ、遺跡の類型や景観は、特に価値を高め、慎重な評価がなされなければならない。初期又はパイオニア的な例は、特に価値がある。

世界遺産になった産業遺産(代表例)

  • イギリス : アイアンブリッジ峡谷 / ダーウェント渓谷の工場群 / ソルテア など
  • フランス : アルケスナンの王立製塩所 / ミディ運河 など
  • ドイツ : ランメルスベルク鉱山 / フェルクリンゲン製鉄所 など
  • オランダ : キンデルダイク / エルスハウトの風車群 など
  • イタリア : クレスピ・ダッタ など
  • 日本 : 石見銀山遺跡とその文化的景観
アイアンブリッジ峡谷アイアンブリッジ峡谷
世界初の鉄橋
ダーベント渓谷の工場群ダーベント渓谷の工場群
工場制機械工業の発祥地
初めて水力紡績機が稼働した工場が残る。
ソルテアソルテア
産業集落の理想郷
 
ニュー・ラナークニュー・ラナーク
石見銀山遺跡とその文化的景観石見銀山遺跡とその文化的景観
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