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製糸技術(せいしぎじゅつ)が発展して生糸が大量に作られるようになると、繭(まゆ)が大量に必要になりました。養蚕はそれまで年一回しか行うことができませんでしたが、岩の間から吹き出だす冷たい風を利用して蚕の卵を貯蔵(ちょぞう)し、卵がかえる時期をずらすことにより、養蚕(ようさん)の回数を増やすことができるようになりました。荒船風穴は日本で一番大きな蚕の卵を貯蔵する風穴で、日本の各地の養蚕の回数を増やし、繭を大量に作ることに大きな働きをしました。現在でも大きな石垣が残り、夏でも2℃~ 3℃の冷たい風が吹き出しています。