富沢家は地元の村の名主を代々つとめた旧家です。運送業や金融を行う一方、女性たちによる養蚕が行われました。 この家屋は18世紀末頃の建築で、二階に専用蚕室を持つ国内最古級の養蚕農家です。大きな家で間口は23.9m、奥行きは12.9mあります。屋根に特徴があり、二階に光と風を取り入れるため茅葺きの正面を切り上げた構造です。