世界遺産

富岡製糸場と絹産業遺産群

群馬県 企画部 世界遺産課

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お知らせ & トピックス

第2回国際専門家会議 兼 第9回群馬県世界遺産学術委員会が開催されました

【日時】 平成22年11月26日(金) 10:00~17:00、11月27日(土) 13:30~17:15
参考:平成22年11月24日(水)~11月25日(木) 現地視察
平成22年11月28日(日) 国際シンポジウム
【場所】 群馬県庁 7階 審議会室
【出席者】
海外専門家
ディヌ・ブンバル氏(カナダ):イコモス・カナダ会長、元国際イコモス事務局長
タマシュ・フェヤルディ氏(ハンガリー):ハンガリー文化遺産室副室長、元国際イコモス副会長、
元ユネスコ世界遺産委員会議長
マッシモ・プレイテ氏(イタリア):フィレンツェ大学教授、ティッキ理事
チュアン-フイ・マオ氏(台湾):清華大学歴史研究所助教授
学術委員
岡田保良 委員長   国士舘大学教授・国際イコモス執行委員
清水慶一 副委員長 国立科学博物館産業技術史資料情報センター参事
石井寛治 委員    東京大学名誉教授
斎藤英俊 委員    京都女子大学教授
鈴木 淳 委員     東京大学大学院准教授
文化庁
三谷卓也   記念物課世界文化遺産室長
本中 眞   記念物課主任文化財調査官
山下信一郎 記念物課文化財調査官
長尾 充   参事官(建造物担当)付文化財調査官
群馬県
池本武広 副知事、細野初男 企画部長、井野佳一 企画副部長、
松浦利隆 世界遺産推進課長、西田健彦 教育委員会文化財保護課長 他
オブザーバー 関係市町
事務局 群馬県企画部世界遺産推進課、株式会社文化財保存計画協会

【議事要旨】   「富岡製糸場と絹産業遺産群」の顕著な普遍的価値(OUV)及び構成資産について、これ
までの国内学術委員会の成果に基づき説明を行い、論点を評価基準と構成資産の2点に分けて
議論を行った。
評価基準については、ユネスコが定める顕著な普遍的価値の評価基準の内、本県からは(2)、
(4)、(6)の適用を提案した。
また、構成資産については、個々の資産の価値と、OUVを証明するために必要な構成資産
について意見を求めた。

○海外専門家からの主な意見 評価基準について  ・評価基準(4)が最も適合する評価基準である。評価基準(2) にも値する。評価基準(6)は、
可能性はあるが適用は難しいと思われる。
・本資産における「人類の価値観」は、養蚕・製糸業の技術発展の観点からとらえることが
適切である。
・「交流」は連続しているものであり、必ず双方向で起きている。日本が技術を受け入れた面
と、海外に発信したという両面がある。
・本資産における「歴史上の重要な段階」は、養蚕・製糸業の近代化であり、それ以上の時
間の限定は重要ではない。
・群馬県内の構成資産によって、完全性(養蚕・製糸業の要素(工程))が証明しきれるか検
証する必要がある。
・イコモスが重要視するのは、推薦の中に、今まで登録されている世界遺産にはない価値が
含まれているかどうかであり、推薦の内容が独特である必要がある。

構成資産について  ・富岡製糸場は、製糸業を工業的な段階に変えるのに、中心的な役割を果たした重要な施設
である。中心として富岡製糸場があり、他の資産は原料の供給等補完的な役割を持つものと
感じる。
・構成資産は、富岡製糸場との関連性や、技術革新が起こった場所を重視して絞り込む方がよ
い。
・技術革新が起こった場所、技術革新のプロセスを表す場所、その結果生まれた場所が混在
しているので、整理した方がよい。

その他  ・推薦の名称(「富岡製糸場と絹産業遺産群」)は、検討が必要である。

【 参考 】 ○国際シンポジウムでの岡田委員長からの国際会議概要報告  ・「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、生糸生産システムや経済活動を通じて、人類が持つ様々
な価値観の双方向の交流を顕著に示すものである。
・19世紀後半から20世紀の群馬で行われた養蚕・製糸業の技術革新は、伝統的な養蚕・製糸業
と近代科学(工場)の融合であり、システム全体として独自性を持つ顕著な事例である。
・「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、世界で絹の大衆化が進む中で、生糸生産を急激に増大さ
せ、日本の速やかな近代化の原動力となった。

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