世界遺産登録までのプロセス

年月事柄
2003(H15)年 8月(県)富岡製糸場を世界遺産にする研究プロジェクト開始を発表
2004(H16)年 4月(県)新政策課内に世界遺産推進室設置
8月(民)「富岡製糸場世界遺産伝道師協会」(ボランティア団体)が発足
11月(県)「富岡製糸場世界遺産登録推進委員会」設置
2005(H17)年 4月(富岡市)「富岡製糸場課」設置
7月(国)「旧富岡製糸場」国史跡に指定
10月(富岡市)富岡製糸場の暫定管理開始
2006(H18)年 1月(富岡市)片倉工業㈱と公有地化の契約締結
7月(国)富岡製糸場の明治初期建造物等を国重要文化財に指定
9月(国)文化庁が暫定一覧表追加記載候補を公募開始
10月(県)市町村を対象に説明会開催
11月(富岡市)富岡製糸場の公有地化完了
(県・関係市町村)「富岡製糸場と絹産業遺産群」提案書を文化庁に提出
2007(H19)年 1月(国)文化庁が「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産国内候補に選定
 →世界遺産暫定一覧表に追加記載
4月(富岡市)富岡製糸場有料化
(民)地域ボランティア団体(6団体)が「シルクカントリーぐんま連絡協議会」設立
6月ユネスコ世界遺産委員会にて暫定一覧表追加記載報告
8月(県・関係市町村・民)「シルクカントリーin赤岩」開催
2008(H20)年 3月(国・県・関係市町村)富岡市内で「世界遺産フォーラム」開催
(民)「高山社を考える会」設立
6月(県)知事がユネスコ本部訪問
7月(県・関係市町村)関係市町村長会議を開催
9月(県・関係市町村)世界遺産推進連絡会議を開催
→以後、年2回開催
2009(H21)年 2月(県・関係市町村・民)「シルクカントリーin桐生」開催
4月(県)世界遺産推進課設置
(県)群馬県企画会議世界遺産登録推進部会設置(県庁内各部局の連携を強化)
7月(国・県・関係市町村)群馬県世界遺産学術委員会設置
→以後、2012(H24)5月までに委員会15回開催
2010(H22)年 2月(国・県・関係市町村・民)シルクカントリー群馬2010国際シンポジウム開催
(国・県)「富岡製糸場と絹産業遺産群」国際専門家会議を開催(第1回)
3月(県・関係市町村・民)「シルクカントリーin伊勢崎」開催
9月(県・関係市町・民)「シルクカントリーin下仁田」開催
11月(国・県)「富岡製糸場と絹産業遺産群」国際専門家会議を開催(第2回)
(国・県)「富岡製糸場と絹産業遺産群」国際シンポジウム開催
2011(H23)年 6月(県)知事が文化庁長官訪問
9月(県・関係市町)富岡製糸場で世界遺産劇場・世界遺産大學等開催
(県)知事が文化庁長官訪問
10月(国・県)「富岡製糸場と絹産業遺産群」国際専門家会議を開催(第3回)
(国・県)「富岡製糸場と絹産業遺産群」国際シンポジウム開催
2012(H24)年 3月(県・関係市町・民)「シルクカントリーin富岡製糸場」開催
7月(国)世界文化遺産特別委員会が「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産候補として推薦することを了承
8月(国)「富岡製糸場と絹産業遺産群」の推薦書(暫定版)をユネスコへ提出することを政府として正式に決定
9月(国)ユネスコへ推薦書(暫定版)を提出
10月(県・関係市町)群馬県世界遺産関係市町長会議を開催
(県・関係市町)富岡製糸場で富岡製糸場創業140周年記念式典・記念イベントを開催
11月(県・関係市町)県庁で富岡製糸場創業140周年記念国際シンポジウムを開催
2013(H25)年 1月(国)「富岡製糸場と絹産業遺産群」の推薦書(正式版)をユネスコへ提出することを政府として正式に決定
(国)ユネスコへ推薦書(正式版)を提出
2月(県・関係市町・民)「シルクカントリーin藤岡」開催
9月(国・県・関係市町)ユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査
2014(H26)年 3月(県・関係市町・民)「シルクカントリーinぐんま」、「産業遺産ユースプログラム」開催
4月イコモス(国際記念物遺跡会議)がユネスコへ「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産に登録するよう勧告
6月(21日)カタール・ドーハで開催されたユネスコ世界遺産委員会において、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録が決定
(25日)正式登録

県の主な取り組み

推薦書作成
ユネスコに提出する推薦書の作成のため、構成資産の調査研究、国文化財への指定、緩衝地帯(バッファーゾーン)の設定などを進めました。

文化遺産の解説活動支援
産業遺産は解説なしではその価値が伝わりにくいため、富岡製糸場をはじめとした県内絹産業遺産を対象とした解説を行う団体等に対し、講習会の開催、解説マニュアルやビデオの作成などにより支援しています。また、富岡製糸場へ解説指導員の派遣も行いました。

地域ボランティア団体との協働
「富岡製糸場世界遺産伝道師協会」や「NPO法人富岡製糸場を愛する会」、「高山社を考える会」(現在の高山社顕彰会)、「ぐんま島村蚕種の会」など、県内各地で活動する地域ボランティア団体の活動を支援しています。

積極的な広報活動
「富岡製糸場と絹産業遺産群」をより多くの人に知っていただき、世界遺産登録への理解を深めるため、県内外で積極的な広報活動を行っています。なお、広報活動には地域ボランティア団体も積極的に参加しています。