明治・大正期に夏秋蚕増産の一翼を担った、荒船風穴をはじめとした全国の蚕種貯蔵風穴について紹介するトピックス展示を開催しています。
1.展示内容
(1)概要
世界遺産「富岡製糸場と絹蚕業遺産群」の構成資産「荒船風穴」は、自然の冷気を利用した国内最大級の蚕種貯蔵風穴です。このような風穴は明治・大正期に全国各地に普及しました。風穴を利用することで蚕の孵化時期を調節し、年に複数回の養蚕ができるようになり、繭の増産につながりました。
本展示では、蚕種貯蔵風穴にスポットをあて、その概要をお伝えします。
(2)パネル展示
① 風穴ってなあに?(蚕種貯蔵風穴の概要)
② 群馬県の主な風穴
③ 日本の主な風穴
(3)実物展示
・大日本蚕糸会及び蚕業新報掲載広告等(荒船風穴、伊達風穴、森風穴)
・絵葉書(富岳風穴、富士風穴)
・古写真(祖山風穴)
・風穴ジオラマ
2.展示期間
令和5年8月31日(木)~11月28日(火)
場所:「セカイト」2階 トピックス展示コーナー
休館日:毎月最終水曜日(9月27日、10月25日)