新型コロナウィルスの感染拡大を受けて一般観覧が中止となった、第2回セカイト講演会・世界遺産国際ウェビナー「海を渡った日本のシルク ~アメリカとの交流~」の基調報告とパネルディスカッションの動画が公開されました。ぜひご覧ください。
第1部 基調報告
第2部 パネルディスカッション
登壇者プロフィール
石井寛治(東京大学名誉教授・日本学士院会員、群馬県立世界遺産センター名誉顧問)
東京大学経済学部経済学科卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士(東京大学)。東京大学経済学部助手、同助教授、同教授、東京大学経済学部長、東京経済大学経営学部教授を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本学士院会員、群馬県立世界遺産センター名誉顧問。専門は近代日本経済史。主な著書に『日本蚕糸業史分析』(東京大学出版会、1972年)、『近代日本とイギリス資本』(同前、1984年)、『資本主義日本の地域構造』(同前、2018年)等。
松浦利隆(群馬県立女子大学 群馬学センター教授)
筑波大学比較文化学類卒業、同修士課程教育研究科修了、総合研究大学院大学文化科学研究科後期博士課程修了。群馬県立富岡高等学校、同前橋高等学校教諭、群馬県教育委員会文化財保護課専門員、群馬県立歴史博物館主幹指導主事、群馬県企画部世界遺産推進課長などを経て、2015年4月より現職。専門は日本近代史、産業考古学。群馬県世界遺産専門員会委員、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)日本委員会会員、国際産業遺産保存委員会(TICCIH)日本代表。主な著書に『在来技術改良の支えた近代化―富岡製糸場のパラドックスを超えて』(岩田書院、2006年)等。
デビッド G ウィットナー(ユーティカ大学教授)
ニューヨーク州ユーティカ・カレッジの東アジア史の特別専門教授および同校の歴史研究センターの所長。近代日本の歴史を研究、特に明治時代の産業技術と技術移転の歴史を専門としている。主な著書に「Technology and the Culture of Progress in Meiji Japan(明治日本の技術と文化の発展)」、「Science, Technology, and Medicine in the Modern Japanese Empire(近代帝国日本の科学、技術、医療)」、「Strands of Modernization (近代化の潮流)」、「The Circulation of Technology and Business Practices in East Asia, 1850-1920 (東アジアにおける技術の流通とビジネスの実践 1850-1920)」等
井上直子(城西大学経済学部准教授)
京都大学経済学部卒。東京大学大学院(地域文化研究)修士、トリエステ大学大学院(地域政策)博士。東京大学大学院博士課程(西洋経済史)単位取得退学。現在は絹屑糸紡績産業の日本における勃興とグローバル市場について研究中。主な著書に『ヨーロッパ統合と国際関係』(共著,日本経済評論社2004)、‘Silk Waste, Spun Silk, and Meisen Kimono: Technological Transfer and Emergence of New Industry in Japan from the late 19th Century to the 1930s’, in Miki Sugiura(ed.), “Transformations of Use and Value, c.1700-2000”, Tokyo: ICES, Hosei University Publishing, March, 2019.(2019年3月)等