世界遺産は世界のいろいろな場所にある大切な建物や遺産、自然などをみんなの宝物として守って行くためのものです。世界中に1,000件をこえるたくさんの世界遺産があります。
Q : 「富岡製糸場と絹産業遺産群」はなぜ世界遺産なの?
A : 世界の人たちのファッションや文化を豊かなものに変えたから
明治時代、日本は質の良い生糸をたくさんつくろうと考え、絹産業の近代化をめざしました。富岡製糸場は全国の器械製糸のお手本となるよう、外国の技術を取り入れ、日本に合わせた工夫を加えて建てられました。
田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴は、カイコの飼い方や卵の貯え方を工夫して、新しい技術を生み出しました。
質の良い生糸をたくさんつくる技術を開発したこと、その技術を世界に広めたことを今に伝えるのが「富岡製糸場と絹産業遺産群」です。
富岡製糸場、田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴が協力してカイコの品種を改良しました。その結果、質の良いまゆがたくさんとれるようになりました。
Q : 絹産業ってどんな産業なの?
A : 絹産業は、養蚕、製糸、織物の3つの産業から成り立っています