【セカイト】トピックス展示「南三社からみる製糸技術の変遷 ~碓氷社・甘楽社・下仁田社~」(6/1(木)~8/29(火))

かつて南上州を中心に活動した組合製糸「南三社*(碓氷社・甘楽社・下仁田社)」に焦点を当てながら、明治から戦前にかけての製糸技術や経営の変遷について紹介します。

* 群馬県南西部で活動した代表的な組合製糸「碓氷社」、「甘楽社」及び「下仁田社」の3社を総称して南三社という。

展示内容

1.概要
 明治5年の富岡製糸場の設立によって日本に導入された器械製糸技術は、その後、勤務を終えて故郷に戻った工女たちや、国内で改良された繰糸器の登場により、日本各地に大きく広まっていきました。一方群馬県では、依然として、生糸生産の大部分を占めたのは江戸時代から続く座繰製糸でした。
 その背景には品質向上に向けた座繰製糸の改良と、繭の生産から生糸への加工、販売までを一貫して行う組合製糸の成長があったのです。

2.パネル展示
(1)器械製糸と改良座繰
(2)南三社の設立(碓氷社・甘楽社・下仁田社)
(3)南三社の経営転換

3.実物展示
碓氷社生糸商標 14点
メルボルン府万国大博覧会第2等賞牌賞状(碓氷社)
社業談(碓氷社社長萩原鐐太郎口述)
碓氷社創業30周年祝典祝辞(佐藤量平読)
甘楽社富岡組 大正八年度事業報告書
甘楽社新築祝 盃
※期間中、商標の展示は随時入替えを行います。

展示期間

令和5年6月1日(木)~8月29日(火)
場所:センター2階 トピックス展示コーナー
休館日:毎月最終水曜日(6月28日、7月26日)