日本遺産「かかあ天下ーぐんまの絹物語ー」

周辺グルメとアクティブを楽しむ旅ガイドコラム

片品編

片品女子旅

自然の恵みに感謝。心安らぐ癒し旅。

きぬ旅 『片品』

丸沼高原

標高2,000mからの眺めは圧巻。カフェと足湯でリラックス

丸沼高原ロープウェイ

関東以北最高峰、日光白根山の麓にある「丸沼高原」へ。冬はスキー場、それ以外の季節はサマーゲレンデ、サマーリュージュ、ツリーアドベンチャー、オートキャンプなど様々なアトラクションが楽しめるマウンテンリゾートです。

丸沼高原ロープウェイ前行ってきます

この日は、白根山ロープウェイに乗って、山頂駅へ。

丸沼高原ロープウェイで笑顔

標高2,000mの山頂駅までは約15分の“空の旅”です。

丸沼高原ロープウェイで写真撮影

ロープウェイの中から見える片品村の景色は、言葉にならないくらいの美しさ。近くに見える木々から遠くのほうに目を移すと、どこまでも続く山々、美しい山脈、コバルトブルーに輝く丸沼など、普段は絶対に見ることのできない絶景に出会えました。

丸沼高原ロープウェイから降りて清々しい

窓から見える景色に心を奪われていると、あっという間に山頂駅に到着!麓とはかなりの気温差なので、温度調整ができるように上着などを持っていくのがオススメです。

丸沼高原山頂の2,000m標柱前でポーズ

ロープウェイを降りると、目の前には日光白根山が!お天気がよかったので、山頂まではっきりくっきり見えました。早速、標高2,000mの標柱で記念撮影を。なんといっても、空気がおいしい!

丸沼高原の天空カフェ

まずは「天空カフェ」へ。スイーツやドリンクなどのカフェメニューに加え、トーストやパスタなど、女性が嬉しいメニューが充実しています。アルコール類もあるので、夏に絶景を見ながらビールを楽しむのもオススメです。

丸沼高原の天空カフェでシフォンケーキとトマトジュースを堪能
丸沼高原の天空カフェのシフォンケーキアップ

今回は、手づくりシフォンケーキとトマトジュースをチョイス。シフォンケーキはボリュームがあるように見えましたが、とてもフワフワ!! 生クリームとフルーツとの相性もばっちりでパクパク食べてしまいました。店員さん一押しの地元片品村産のトマトを使ったトマトジュースは、程よい酸味でとても飲みやすいです!

とても幸せな時間で写真を撮る手も止まりません! お隣にいらっしゃった秋田県から来たという団体の方は、「ここまで遠かったけど来られてよかったわ!」とおっしゃっていました。出会った人との会話も弾む、素敵な場所。

丸沼高原の天空の足湯に行ってきます

続いて、「天空の足湯」へ!

丸沼高原の天空の足湯で笑顔インスタ映え

越後の山並みや日光白根山などを360度見渡しながら入れる足湯。こんな贅沢な足湯がなんと無料なのです!ここを訪れた人だけが楽しめる最高の癒しスポット。タオルを持っていなくても、売店などで購入できるので安心です。たまらなくカッコイイ白根山をバックに、足元からポカポカ温まりました。

丸沼高原の天空の足湯でヤッホー

天空の足湯に隣接している「天空テラス」。テラスにはラグジュアリーなソファーも設置されていて、天空カフェで購入したものをここで楽しむのもオススメ。テラスからの眺めは最高で、運が良ければ雲海も見られるそうです。

大自然に感謝しながらゆったりとした時間を過ごすことができる丸沼高原。片品村のマストスポットですね!

施設詳細丸沼高原
群馬県利根郡片品村大字東小川4658-58
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とうもろこし街道

アツアツシャキシャキ!焼きとうもろこしに舌鼓

とうもろこし街道の標識前でポーズ

日光方面に向かう街道沿いで発見した「とうもろこし街道」という看板に引き寄せられました!ここはその名の通り、4kmの区間にとうもろこしや、地元で採れた新鮮な野菜などを販売する店舗が立ち並ぶ通りです。

とうもろこし街道のとうもろこし清水屋前でポーズ

今回お邪魔したのは、とうもろこし街道に入ってすぐの清水屋さん。毎年6~7回時期を変えてとうもろこしを植えて収穫しているそうで、11月ぐらいまで採れたての焼きとうもろこしが食べられます。

店頭には七輪が置かれ、パチパチと音が聞こえてきます。早く食べたい~。

とうもろこし街道のとうもろこし清水屋で焼きとうもろこしお母さんと会話

焼きとうもろこしは、注文してから焼いてくれます。

とうもろこし街道のとうもろこし清水屋で焼きとうもろこし完成

「すぐ焼けるからねー」というお母さんの言葉通り、待つこと2分ほどであっという間に焼きあがりました。焼き上がりにタレをたっぷり塗ってくれます。

とうもろこし街道のとうもろこし清水屋で焼きとうもろこしと笑顔

焼き上がったとうもろこしは、自然と笑顔になっちゃうくらい甘い!甘さと、新鮮なとうもろこしのシャキシャキとした食感にお醤油の香ばしさのバランスが絶妙です!アツアツが一番おいしいと思うけれど、冷めてもお醤油の味が全体にしみ込んでいておいしくいただけます。

とうもろこし街道のとうもろこし清水屋の新鮮野菜トマト

店頭では新鮮な片品村産の野菜も販売されていますが、その値段の安さにも驚き!!試食させていただいたトマトは、口に入れた瞬間にまろやかな甘さが広がってデザートみたいでした!

明るくてパワフルなお母さんとお話できたのも嬉しかったです!お母さん、これからも元気にお仕事頑張ってくださいね!

施設詳細とうもろこし街道
群馬県利根郡片品村大字鎌田~東小川の国道120号沿い
問い合わせ先 0278-58-3222(片品村観光協会)

農家レストラン みのりの里

農家レストランで自然の恵みと手作りの味に感動

みのりの里外観

ランチは、「農家レストラン みのりの里」へ。山々に囲まれた綺麗な景色の中を進むと、農園の中に建つかわいらしい一軒家が見えてきました。農家さんが農園で採れた野菜で作る料理が楽しめるレストランです。まさに農園の中にあるレストラン!

みのりの里エントランス前のガーデン

アーチをくぐってエントランスへ向かいます。絵本にでてきそうな可愛くてオーガニックな雰囲気です。

みのりの里の入口前のかわいいアート

かわいいエントランス!!

みのりの里ピザが到着

テラス席もあり、開放的な席で食事ができるのも嬉しい!!青空の下で目の前に広がる景色も楽しみながら食事ができます。

みのりの里の人気メニューインスタ映え

トマト料理の数々にビックリ!!本当にお砂糖入れてないの!? と思うほど、トマトが甘い!!

みのりの里でトマトパスタをいただきます

トマトパスタには、これでもか!というぐらいトマトがゴロゴロ入っていました。ヘルシーながら食べ応え十分なので、男性でも満足できそうです。トマトジュースも、すっきりとした甘さで、酸味もありながらとても飲みやすい!

ピザは抜群の味付けと野菜たっぷりで見た目も味も最高!薄くて食べやすい生地、そして、とろ~りチーズがトマトとベストマッチな贅沢ピザでした。

外で食べるとロケーションもトッピングのひとつとなり美味しさ倍増!気さくにお料理の説明をしてくださった店員さんのビッグスマイルも印象的でした。

施設詳細農家レストラン みのりの里
群馬県利根郡片品村大字菅沼360
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花の駅・片品 花咲の湯

日帰り温泉で次なる食のブームを発見!?

花咲の湯の入口前の看板
花咲の湯の外観

日帰り温泉「花咲の湯」へ。アルカリ性単純温泉の源泉かけ流しの湯は、無色透明で肌触りが良く、体の芯まで温まり、湯上り後もポカポカです。

花咲の湯の永井いと像前日本遺産
構成文化財

館内には、日本遺産「かかあ天下ーぐんまの絹物語ー」のストーリーを構成する文化財の一つ、「永井いと像」が飾られています。

片品村の養蚕農家に嫁いだ「いと」さんは、ご主人の永井紺周郎さんとともに新たな養蚕技術「永井流養蚕術」を考案。紺周郎さん亡き後もその意思を継ぎ、永井流養蚕法の伝習所を設立しました。自ら教壇にも立っていた「いと」さんは、「農家の財布の紐はかかあが握るべし」と指導していたそうです。養蚕業では女性が活躍していたのですね。

その考え方、まさに「かかあ天下!!」

花咲の湯の花豆ともち粉のジェラート受け取る

地元産のお土産がたくさん並ぶ売店では、ジェラートも販売しています。ケースの中には、片品村産の素材を使ったおいしそうなジェラートが彩りよく並んでいて、迷った結果、「花豆」と「もち米」をダブルで注文しました。

和の素材のジェラート。しかも、もち米のジェラートって他では見たことがない!どんな味なのでしょう!?

花咲の湯の花豆ともち粉のジェラートいただきます

外のテラスでいただきます。椅子に座ると、目の前に広がる完璧すぎる景色に感動!景色に見とれていたら、ジェラートが溶け始めて危なかった(笑)

花咲の湯の花豆ともち粉のジェラートアップ

花豆は豆の甘さとクリーミーな味わいでとてもおいしい!けど、初めて食べた「もち米ジェラート」が衝撃的でした!優しい甘さの中にモチモチとしたもち米がふんだんに入っていて、クセになる食感が私の中で大ヒット! タピオカの次は、このブームが来そうな予感・・・!?

施設詳細花の駅・片品 花咲の湯
群馬県利根郡片品村大字花咲1113
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永井流養蚕伝習所実習棟

日本遺産を目の前に、タイムスリップ希望

永井流養蚕伝習所実習棟カメラ引き日本遺産
構成文化財

花咲の湯から車で5分ほどの「永井流養蚕伝習所実習棟」へ。こちらも日本遺産の構成文化財となっています。

さきほど花咲の湯で肖像画を見たばかりの永井いとさんが「永井流養蚕術」を広めるために1888年(明治21年)頃に開いた伝習所です。

永井夫妻は、養蚕には火や煙は厳禁とされていた中、偶然の事件から家中を煙だらけにしてしまったことをきっかけに、それまでの養蚕の常識を覆す火力を使った飼育法「永井流養蚕術」を考案し確立させました。この伝習所で、1,500名もの人々に技術を伝えたそうです。

永井流養蚕伝習所実習棟カメラアップ

建物を外から見学させていただきましたが、ここで1,500名もの方々に技術を伝えていたんだなぁと思うと、当時にタイムスリップしてみたくなりました。当時はどんな方法で教えていたのかな。ここへの行き帰りの道中、今とは違う景色だったのかな。休憩時間はどこでどんな会話をしていたのかな。気になることばかりです。

永井流養蚕伝習所実習棟前の認定柱とポーズ

そして、1888年(明治21年)に建設された建物が現在も残っていることにも感動しました!!建物は外観のみ見学可能です。個人の所有地なので、敷地内へは立ち入れません。

永井流養蚕伝習所実習棟かかあ天下ぐんまの絹物語案内板前

実習棟から歩いてすぐの場所には、いとさんのお墓もあります。

永井流養蚕伝習所実習棟近くの天王桜インスタ映え

実習棟のすぐ近くには、春になると樹齢300年を超えるオオヤマザクラ「天王桜」が花を咲かせます。高さ13.6メートル、枝幅17メートルを超える巨木で群馬県の天然記念物に指定されています。花の見ごろになると、毎年多くの見物客でにぎわうそうです。

永井いとさんもこの桜を見ていたのかな~。桜が咲く季節にまた行きたいです。

施設詳細永井流養蚕伝習所実習棟
群馬県利根郡片品村大字針山4
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青龍山 吉祥寺

関東屈指の花寺で花と仏像に癒される

青龍山吉祥寺の入口前

片品村の帰り道、旅の最後に川場村にある「青龍山吉祥寺」に立ち寄りました。ここは鎌倉建長寺を本山とする臨済宗の禅寺で、創建されたのは、なんと1339年(暦応2年)。

歴史を感じさせるお堂や文化財に指定されている仏像をお参りすることができます。そして、広々とした境内に四季折々の花が咲く「花の寺」として、多くの人に愛されているお寺でもあります。

青龍山吉祥寺の綺麗な庭

手入れの行き届いた綺麗な庭には、年間を通してたくさんの花が咲いています。山門をくぐり、歩いていると、境内は可愛い草花であふれ、樹齢何百年だろう?と思うほど、太くて立派な木々がどっしりと立っていました。静かで穏やかな場所にあるので、心も身体もリラックスしながら散策できます。

青龍山吉祥寺の釈迦堂でポーズ

釈迦堂には釈迦如来像が座しています。この像は鎌倉期の貴重な像だそうです。

青龍山吉祥寺の釈迦堂前でお線香をお供え

釈迦堂前でお線香をお供えしました。

青龍山吉祥寺の本堂玄関の正面前にある窓引きインスタ映え
青龍山吉祥寺の本堂玄関の正面前にある窓アップ

本堂の玄関正面にある窓。どう頑張ってもインスタ映えします!季節によって外の風景も変化するので、いろんな季節の写真を撮るしかないですね!

青龍山吉祥寺の本堂前に広がる日本庭園臥龍庭

本堂の前に広がる日本庭園「臥龍庭」。見ているだけで心が落ち着きます。

青龍山吉祥寺のお抹茶と生菓子

本堂の回廊で、臥龍庭や境内の景色を眺めながらお抹茶と生菓子(500円)をいただきました。素敵な空間でいただくお抹茶は味も格別です。

青龍山吉祥寺の御朱印所前ポーズ
青龍山吉祥寺の月替わり御朱印前でポーズ

御朱印もいただきましたが、デザインにビックリ!!毎月変わる可愛いデザインの御朱印は、なんと絵巻になっているそうです!毎月お参りしてすべてGETするべし!何度も見返したい御朱印です。

青龍山吉祥寺の御朱印帳と御朱印袋

こちらの御朱印帳は、群馬で開発された「ぐんま200」というブランドシルクを使い桐生織で作られているそうで、表紙には群馬の人気キャラクター「ぐんまちゃん」がデザインされています。伝統工芸と群馬の人気者のコラボだなんて、最高すぎる!御朱印帳ケースも色鮮やかで素敵なデザインです。

青龍山吉祥寺で副住職とツーショット

副住職にもいろいろなお話をお聞きすることができ、なんとも贅沢な時間を過ごせました。忙しい毎日を過ごされている頑張り屋さんの方は、ぜひ一度足を運んでみてください!

施設詳細青龍山 吉祥寺
群馬県利根郡川場村大字門前860
詳しくはこちら

「きぬ旅」公式 Instagram#ぐんまきぬ旅

日本遺産 かかあ天下 -ぐんまの絹物語-