奥日光ファミリーランド白根魚苑
はじめての魚釣り体験、魚をあまり食べない子供もバクバク食べる!
はじまりました、群馬県にある片品村を巡る「きぬ旅」。広い群馬県の中で北部山間部にあり、水芭蕉で有名な尾瀬国立公園やスキーで有名な丸沼高原がある片品村。
最初のスポットは、関越道沼田インターから下りて車で40分ほどのところにある「奥日光ファミリーランド白根魚苑」。東京に住んでいた頃は、大自然に触れることが少なかったので紅葉の映える秋、11月に狙いを定めていました。
沼田インターを降りると圧巻の山々の紅葉。途中「とうもろこし街道」という産直販売所が多くあり小腹を満たしたかったけど、息子が「早く魚釣りしたい~」と言うので、とうもろこしは泣く泣くスルー・・・。(他の方のきぬ旅でとうもろこし街道を紹介していると思うので、「きぬ旅 とうもろこし街道」で検索してみてください)
で、やってきました「奥日光ファミリーランド白根魚苑」。道沿いに大きな看板が出ているので、すぐに見つかりました。
釣り堀に行く前に、魚の成長過程を見せようと養魚池を見学。通路を挟んで左右にマス・ヤマメなどの稚魚から成魚までが区切られた池で飼育管理されていました。
スタッフの方に聞いたところ2万匹もいると聞いて、ビックリ!父親として「ただ魚を釣って食べる」「いつも家で食べる魚を当たり前に食べる」ということじゃなくて、どこかの誰かが大切な命を育てて、それを「いただく」という意味を小さな子供に知ってもらう良い場所でした。
難しい話より子供はやっぱり楽しい事が好き!「お魚さんに餌あげたい」という息子。養魚池には100円で購入できるエサがあったので、早速購入。
稚魚から成魚まで池ごとに餌やりに走り回る息子を追いかけるのに必死。それ以上に、2万匹の魚が水面に撒かれたエサに群がる様子は圧巻!!
写真で上手く伝わらないのが残念...
息子への食育も終わったところで、いよいよ本番!釣り堀まで移動。(先ほどの養魚池の魚を釣るわけではなかったようですwww)息子は「お母さんのためにも100匹は釣るよ!」と意気込んでます。
学生時代は東京湾でハゼ釣りをしていたけど、20年ぶりの釣り。父の威厳を見せつけたいと思います。
エサは、「ミミズとか、ニョロニョロした虫だったら嫌だなぁ~」と心配だったけど、粘土みたいに千切って針につけるエサだったので一安心。
さあ、いよいよ釣っていきます。子供にお父さんのカッコいい姿を見せつけてやりますよ!
釣り竿を垂らして待っていると、手にビビビッという振動が!
釣れました!大物のマスです!!かなり活きがいい!この釣り堀、期待できる!!
実は、私が釣ったのではなく、息子が先に釣り上げました(笑)お父さんかなりショック!!
テンションMAXな息子が第2投。「お父さんも負けられない!お父さんも頑張るぞ-!」大人気なく本気モード!
さあ、果たして結果は・・・
じゃーん!約20分間の勝負で、左が息子で3匹、右が私で1匹…トホホ…。釣りってこんなに難しかったっけ??
子供は大喜びだけど、お父さん大ショック 涙
釣り上げたマスは、スタッフのお兄さん達が塩焼き用に捌いてくれます。捌いて串打ちされたマスが、まだピクピク動いている姿をみる息子。「命をいただく」ことへの感謝を想ってくれていると良いなと父として思う今日この頃。
捌かれ串打ちされたマスを手に、塩焼き小屋で直火で焼いてもらいました。夏休みシーズンだと観光客で賑わい1日1,000匹ほど焼き上げるそうです!いまは秋なので、そこまでお客さんが多くはなく、焼きあがるまで15分ほどでした。
囲炉裏で焼く魚って初めて!またまたテンション上がりまくり。よだれが止まらないw
囲炉裏の横に群馬名物「峠の釜めし」で有名な横川の釜めしの器が!中を見ると、塩が入っていましたが、「粗挽き塩」と「ロースト塩」だそう。マイルドな塩加減でお魚の旨味を引き立たせる工夫にお魚への強い愛を感じました。
焼き上がり!いざ実食!!いままで活き活きと泳いでいたマスが、まだ泳いでいるかのような焼き上がり。背中から一口パクッ!
「おっいし~~」
息子も大喜び!普段はあまり魚を食べない我が子のリアクションにビックリ!!「もう1匹食べていい?」とまさかの言葉まで!こんなに喜んでくれ、連れてきて良かったと私も嬉しくなりました。
内臓を綺麗に捌いてくれているので、子供でも安心して大口あけて頬張れるのが嬉しい。これ大袈裟じゃなくて、本当に絶品です。大自然の中で魚に触れたことで、その体験も味に加味されているんだろうなぁ。
この奥日光ファミリーランド白根魚苑さんは、今日はマスだけでしたが季節によってはヤマメやイワナも釣って食べられるそうです。このマスの背景に映る茅葺屋根が魚の焼き小屋。映えそうじゃないですか?
ぜひ皆さんにも来ていただきたいおススメスポットの一つです。
- 群馬県利根郡片品村大字東小川4653−16
道の駅 尾瀬かたしな
インスタ投稿必至!噂のダムカレーを食す。
カレー好きとして、今日絶対に食べたかった旅グルメ。それは道の駅尾瀬かたしなで食べる事のできる「丸沼ダムカレー」。先程の釣り堀から沼田方面に戻る事約15分。
超綺麗な建物、お洒落スポット!!
産直コーナーや足湯、芝生コーナーには子供が遊べる遊具もありましたが、一目散にフードコートへ。
群馬ご当地名物「豚肉・まいたけ・うどん」もあり、かなり悩みましたが、やっぱり初志貫徹!私は丸沼ダムカレー、息子はお子様カレー(丸沼の下流にある大尻沼を模したカレー)を注文。
ワクワクしながら待つこと数分・・・
キターーー!
「んっ!ワッフルが入っている?!」しばらく時が止まった私、カレー皿の隣に「食べ方マニュアル」がある。
なるほど、このワッフルは丸沼ダムのバットレス式ダムを再現しているのか。ふむふむ、まずはサラダを完食するとは、最近太り気味の私はサラダから食べるように妻に言われているから丁度良い。
で、サラダを食べ終えたあとにワッフルに刺さっているバルブを模したウインナーを引き抜くことで、いよいよ放流の儀式となるわけですな。
私のテンションは決壊寸前 www
で、で、で、デター!!!
放流でございます。みなさんお足もとにご注意ください。www
これがダムカレーの醍醐味。みなさんも是非ご賞味くださいませ。
テンションMAXのお父さんを横目に、息子はテラスから見る紅葉まっさかりの 大自然に見入っていました。
食後は、リラックスタイムってことで、道の駅尾瀬かたしな内を散策。さすが、温泉県でもある群馬県。道の駅内に足湯があります。
紅葉の山々を望めるテラスにある足湯。私たち親子以外にもカップルさんや女子旅で来ている方々が多くいらっしゃいました。
そのテラスのすぐ脇には、「なぜ?」と思うほどのグランドピアノが。ストリートピアノとして、お客様が自由に大自然の中で音を奏でられるように設置しているそうです。
最近、ピアノに興味のある息子が簡単な音楽を奏でてくれて幸せな一時。
そして道の駅といえば産直コーナー。地元で採れた高原野菜が所狭しと陳列されていました。個人的にはドリンクコーナーに並ぶトマトジュースの多さに驚嘆。
コンビニや自販機で買うトマトジュースとは全く違い、透明に透き通った部分と果肉の部分が分離して純度の高いトマトジュース。試しに一本購入しましたが、めちゃくちゃ美味しかった。
息子がお土産コーナーのとあるアイテムに釘付け。
「モケケ、モケケ~!」
いま巷で話題のキャラクター「モケケ」なるものを発見。私は「????」の状態。モケケとは「モケケノケ星からやってきた宇宙人」らしいが、全国各地にご当地キャラクーとして繁殖しているらしい。
まさかの群馬県のご当地キャラぐんまちゃんまでモケケに取り込まれているとは!我々にも危険が迫っているかもしれない!緊急避難だ。
という話は息子が「????」だったので、とりあえず欲しがっていた赤いモケケを購入。
産直コーナーを出る際に、「デカい豆」を発見!これは片品村名物の花豆。
販売員さんに伺ったら、道の駅尾瀬かたしなから車で5分くらいの場所に有名な花豆パンのお店「渡辺製菓」さんという店があるとのこと。
せっかくなので、今から向かってみることに。
- 群馬県利根郡片品村大字鎌田3967-1
プロムナード渡辺製菓
群馬県外からも買いに来るほど人気の「花豆パン」
道の駅尾瀬かたしなでおススメされた「花豆パン」なるものを買いに車で5分の移動を経て渡辺製菓さんへ。
待っててよ~、花豆パン!いま食べに行きます!
これが花豆パンか!?
確かに道の駅尾瀬かたしなの産直コーナーで売っていたデカい豆、花豆が入っている。「ダムカレーを食べた後には、ちょっと大きめのパンか?!」と不安が頭をよぎるもこの後のおやつ用に買っておこう。
ウソでしょ!?!?
まさかの売切れ!!!!
私と息子の顔が青ざめた、その瞬間・・・・・
お店の方が、厨房から焼き上がったばかりで包装前の花豆パンを出してくれました。超感動!超嬉しい!
お店の方にお話を伺うと、地元のお客様の他にも群馬県内外からの観光客さんにお買い求めいただくので、時に品切れちゃう時もあるんですって。
とにかく超ラッキーでした。
おやつ用と自宅へのお土産用に2個購入。
花豆パンが買えて本当に良かった!(食べた感想は、もっと先のスポットでw)
- 群馬県利根郡片品村大字鎌田4153-3
藍工房しげ八
超可愛い!藍染体験で親子お揃いアイテムを作ってみた
渡辺製菓さんから車で10数分。今回のきぬ旅での私の目的のひとつ「手作りで親子お揃いのアイテムを作りたい」を叶えるべく「藍工房しげ八」へ。藍染を体験します。
親子で何かを作った時間が子供の思い出として残ってくれたらいいな。
今回は私が息子にTシャツを、息子は私にハンカチを作ってお互いにプレゼントし合います。子供用Tシャツは、110cm・130m・150cmなどサイズが豊富にあることが嬉しい。ハンカチ・Tシャツの他にも手ぬぐいやストールなど作れるそうです。
まずはハンカチとTシャツに柄を作るために生地を折ります。折り方は、丁寧に教えてもらえるので幼稚園児でも上手にできます。
ハンカチの中に、石を入れたり、ビー玉を入れたり。それが仕上がりに良い味を出すのだそう。
はてさて、どんな柄に仕上がるかな??
折りを仕上げた後は、いよいよ藍液の中に投入~。
藍染は藍色(紺色)ですが、藍液は泥のような緑がかった茶色。ご主人が「藍液が酸素に触れることで藍色に変化するんだよ」と教えてくれました。
藍液に1回浸して数分空気にさらし、また藍液に浸して空気にさらす、その繰り返す回数が多いほど濃い藍色になるそうです。
これは、藍液の原材料となる乾燥した蓼藍(たであい)。藍工房しげ八さんの藍液は添加物等は一切入っていないので、ハンカチやTシャツを洗濯機で他の衣料品と合わせて洗濯しても色移りしません!
こちらは、藍液に浸している間のティータイムに頂戴したクッキー。なんと藍クッキー!
香ばしくてメチャクチャ美味しかったです。藍工房しげ八さんが研究開発して、地元で販売開始したばかりの商品。まだ日本では藍工房しげ八さんだけでしか作っていない商品らしいです。
ザクザクッとした食感は絶対にハマります。
と言っている間に、藍液に浸す工程が終了。ここからは、折って縛った箇所を紐解いていきます。
今回は藍液に3回浸したので、濃い箇所と薄い箇所でグラデーションになっていますね。この後、洗濯機で綺麗にすることで薄緑色の箇所が白に戻り綺麗な仕上がりになります。
はい、完成~~~!!
どうですか!?濃い藍色と薄い藍色にグラデーションで分けてみました。右は息子が作った「お父さん用ハンカチ」、左は私が作った「息子用Tシャツ」。柄のテーマは「花火」なんですけど、花火に見えます??
私のより、息子が作った柄の方が花火に見える気が・・・
さっそく明日から、これを身に着けようと2人で話していると、
「幼稚園やお仕事で離れていても、Tシャツ着てればお父さんを想えるね」
涙腺崩壊寸前。なんて良いことをいう子なのだと、親ばか全開。本当に良い記念になりました。
- 群馬県利根郡片品村大字東小川4663
花の駅・片品 花咲の湯
きぬ旅の締めとなる温泉と絶品ジェラート
釣り体験、ダムカレー、花豆パン、藍染体験と1日遊びつくした私たち親子は、日が暮れかけた時間に旅の〆となる温泉「花咲の湯」へ。
広い館内にドカンと置かれた「ホルン」が!当然のごとく、息子がガッツリハマりました。顔で聞くんじゃないよ!耳で聞いて!!
構成文化財
群馬県といえば世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」をはじめとする絹産業が栄えていた地域。こちらには、群馬の絹産業にまつわる日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」の構成文化財「永井いと像」があります。
私自身が歴史文化を好む方なので「ほうほぅ。この永井いと像は、養蚕について講義を行う姿を描いた掛け軸なのか?」と読み込みますが、当然子供は「???」
いつか群馬の絹産業について学校で習う時までに他の「養蚕伝習所実習棟」や中之条町、甘楽町、桐生市の日本遺産にも行ってみたいと思う。
「子供はなんで~?」と言うけど、いつかわかってくれるはず!
お父さんの我がままに付き合わせてごめん息子よ。お風呂に入って、さあ帰ろう。と言う、その前に・・・・
ジェラートと、昼間に渡辺製菓で買った花豆パンを食べてから帰ろう。
私は、きぬ旅らしく「桑まっちゃ」。適度にほろ苦い味。この独特の渋みが桑の葉なのか??
桑の葉を食べた事がないから、初めて食べる味だけど。うん!旨い!!まるで、お蚕様になった気分www
息子は、「いちごミルク」。
やっぱり子供。王道のいちごミルクに行くよね!うんうん。その感性は間違ってないぞ。
最後に、花豆パンを帰宅前の腹ごしらえに。お母さん用に、もう1個買ってあるので、二人でこの1本を食べつくそう!
道の駅尾瀬かたしなの産直コーナーで見つけた花豆、そこで教えてくれた「渡辺製菓」。群馬県外からも買いに来るファンがいる程の味。いざ実食!
おお~!半分に割ってみたら、花豆がゴロゴロと入っているではないか!なんと贅沢な!
そして、このしっとり感も伝わって欲しい。なめらかな生地と大粒の花豆。どれどれ。パクッ。
おぉ~。豆感が凄い!なんというか、超旨いアンパン!?高級でなめらかな餡子?!
これ、1本すぐ食べられちゃうやつでしょ。あっという間に完食。帰ってからお母さんの喜ぶ顔を想像し「お母さんもきっと喜ぶね」と言う息子の笑顔に癒されます。
- 群馬県利根郡片品村大字花咲1113
子供とのきぬ旅片品編はいかがでしたでしょうか?
釣り対決、藍染体験、ダムカレー、温泉。そして群馬県の絹文化に触れる旅。群馬県が全国に誇る観光と文化が少しでも皆さんに伝わってくれると嬉しいです。
これを読んだ子育て世代のあなた!是非、親子で今回のコースを再現してみてください。#ぐんまきぬ旅で私もチェックしています。「いいね」します!!
では、ありがとうございました。